コロナ禍の映画館

自粛でガラガラの映画館ですが、空調と消毒もちゃんとしてて、全員マスクでしゃべることもないのでかなり安全な場所だと思います。国の援助がなく、本当に大変な状況のようでミニシアターが潰れてしまわないか心配。4月と5月に行った映画を少し紹介します。

アカデミー賞発表前に見た「ミナリ」が本当に良かったので作品賞逃したのは残念でした。韓国人一家がアメリカで苦労する中で、明るくたくましくちょっとドジな母方祖母が加わって運命が変わっていきます。おばあちゃん役のユンヨジョンさんが助演女優賞でした。「全てのおばあちゃんに捧ぐ」というテロップが流れてしみじみ。

作品賞その他賞いっぱい「ノマドランド」主人公が亡き夫の思い出などを載せて、独りで車上生活をする話。日雇い仕事をしながら煙草を吸ってお酒を飲んで仲間はいるけど慣れ合わず、自然を眺めながら自由を謳歌してるように見えます。でも現実は過酷すぎて自然は厳しいし経済的にも大変で甘くない世界でした。砂漠が延々と広がってる場面は絶望的な気持ちになります。わたしは絶対無理ですね。

日本アカデミー賞を取った「ミッドナイトスワン」えー作品賞は「罪の声」じゃないの！？原作も読んで入れ込んでたのに！とがっかりしてました。この作品の評判が高いのは知っていたのですが、草彅剛がゲイの役。というだけで「賞取り目的」なものを感じて見ず嫌いだったかもしれません。あちこちの大絶賛の声を無視できず行ってきた結果ものすごくよかったです。はよ行けばよかった。本当に素晴らしい作品でした。草彅ママの母性愛が胸を締め付けられます。バレエシーンも圧巻でした！

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