お盆休み

今年のお盆休みは、コロナの感染拡大の上、記録的な大雨で被害が出たり大変な連休でした。
それでもお盆は仏様が一年ぶりに里帰りされる時です。
地域や宗教によってさまざまでしょうが、うちでは精霊馬でお迎えします。
馬に見立てた胡瓜に乗って、早くこちらに帰ってきてください…
あの世に帰る時には牛に見立てた茄子に供物を載せてゆっくり戻ってください…という願いを込めています。
写真の胡瓜は頂きものですが、いい感じに曲がってるので貰った時から馬用にと決めていました。
曲がり胡瓜はその為なのか、この頃にはスーパーでも出回ります。

 


お供えには他に水の子と言って、細かく切ったナスとキュウリに洗米を混ぜ、蓮の葉に載せて水と一緒に供えます。
これは悪事をして餓鬼道に落ちた無縁様でも、細い喉を火傷せず食べれるようにと、これも思いやりです。
茄子や胡瓜の夏野菜を使うのは、時期的に安価で入荷しやすかったからかもしれません。

 

 

 

 


京都は8月16日に、五山の送り火で仏様をお送りしてお盆がおわります。
今年の送り火もコロナ対策の為、去年同様火床は極端に減らされています。
この大の字は6か所の点灯でしたが、1か所だけの山もありました。
それでも何となく「大」の字に見えてきましたが、残念ながらテレビでの鑑賞でした。

5件のコメント

  1. その土地特有の習慣というのは、何か背筋がピンと伸びる想いがしますね! 特に京都の風習は歴史を非常に感じます。また色々と京都独特の習慣をアップして色々と教えてください :wink:

  2. 丁寧で厳かなお盆ですね。
    去年はどうかと思った大文字の送り火ですが、
    これはこれで味があるような気もします。

  3. きゅうりの曲がり具合が最適ですね!こういったお盆の過ごし方に憧れます。子供たちにも季節の伝統を伝えていきたいけれど、なかなか出来ず。来年こそは、「大」の全て点灯して仏様をお送りできるいいですね。。

  4. 茄子と胡瓜の供物の習慣は私の地域には無いのでずっとどういう意味なんだろうと思っていましたが、やっと理解しました!送り火も京都らしい素敵な習慣ですね。

  5. 仏壇とお墓を2軒分 守るようになってから知った事は多いです。
    お寺さんからの受け売りですが、一通りの事はしていかないと、と思ってます。

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