【沖縄 首里城】 

 沖縄の首里城が火災で焼失したのが、2019年10月末なので、もう4年以上経つことになります。
何年も前、暑い夏に行って、清々しい風が吹き抜ける丘にある建物を思い浮かべ、
とても火災の事を残念に思いました。
再建の話はすぐに出たのですが、多くの材木や瓦や石材など、集めることが出来るのか? 
 建築を行う職人さんの手は足りるのか? と日本中で心配されました。

 大きな雨風除けの仮設の建物が出来ていて、その中で正殿(本殿)などが、かなり再建されていました。
見学者も外から作業の様子などが見れて、またいろいろな説明資料も置いてあります。
木材もいくつかの種類が必要で、前の建物は台湾ヒノキなどを使っていたのを、
今回は奈良県のヒノキも取り寄せているようです。

 入口の広福門などは、新しいベンガラの朱色に塗られていました。  
まだ新しいので美しくは有りますが、なじんでいないように思います。  
これから何十年も何百年も風雨に耐えて、以前のように味が出てくるのではないでしょうか。
あと2年程で再建ができるようなので、ぜひまた訪れたいと思います。

 帰り際に首里城公園の案内板に「○○○ガー」と書いてある所が、なん箇所か有りました。  
どういう場所なのか興味が湧いて行ってみる事にしました。  
距離的に近いと思ったのですが、かなり急な坂(お城の丘から下るため)を下って行くと、
古い石畳や石垣の有る道や、なんとも言えない静かな雰囲気の有る道を通り抜けます。 
そうして20分余り坂道を下って行くと、「ガー」は今は使われていない昔の井戸の事でした。

 戻る道は汗をいっぱいかいて、元来た道を登って行くことになります。  
それは不思議な事に、来るときに通った道と同じなのに、全く違う風景を感じることが出来ました。

 一時間ほどの 「首里の丘 不思議の世界」 の入り口でした。

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