読んでから観た「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」 マーティン・スコセッシ監督の映画映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」 この原作「花殺し月の殺人」を2018年に電子書籍で買って、あまりの面白さに一気に読みました。ディカプリオが原作出版前にすでに映画権を取ったとあったので楽しみにしてたのに五年も待たされるとは! 白人に肥沃な土地から石だらけの不毛な土地に追いやられた先住民族インディアン(あえてこの物語ではこの言葉を使っている)のオセージ族が地面をとりあえず掘ったところ、石油がドンドン出て一族は大金持ちに。それを白人に狙われないように長(おさ)たちが取り決めの手続きの為に奔放するのですが次々と仲間が殺されていきます。 原作はここが最高のミステリー仕立てで、映画はミステリー味を割愛しておりさまざまな人間関係重視の仕上がりでした。 時代が時代だけに証拠や取り調べがいい加減でそこにエドガー・フーヴァーの部下トム・ホワイトがやってくるんですね。FBI爆誕です。フーヴァー長官はこの事件をFBIの宣伝に使って都合の良い所で打ち切り、その後ラジオドラマ化して映画「連邦警察」にも関わってるようです。 何かこの事件で「一発当てたる」というのが犯人だけでなくその後の関係者にも及んでいるのがすごいです。ディカプリオは以前フーヴァーの役(J・エドガー)もやったし今回は本当に難しい役を演じきっています。監督、脚本、俳優が完璧で「アカデミー賞全部貰うで!」という意気込みがひしひしと感じられました。全編3時間半もあるけど中だるみがなく観ることが出来ました。 投稿ナビゲーション 山里に紅葉踏みわけ・・・中年にして初体験 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ Optionally add an image (JPEG only)